しがない地方公務員の日常

一地方公務員が日々感じていることや子どもとの日常、本の感想等

「未来の地図帳」を読んで

今週も無事に1週間終わりました。
今週は本当に暑い1週間でした。まだ体がついていかず、なかなか体力的にしんどかったです。

さて、「未来の地図帳」を読んでということで、これまでに2回思うところを書いてきました。
改めて全体の感想を述べるとすると、しっかりとこれからの人口減少社会を見据えて、戦略的に取り組んでいく必要があるということです。

人口減少はこれまでから言われていたことですが、恥ずかしながら私自身、あまりそのことについてしっかりと考えていなかったところがあります。
個別具体の業務に携わると、その分野の課題解決に向けたことを検討してしまい、全体を見れていませんでした。
当然、それぞれの分野での課題を解決することは重要ですが、まず、前提として自治体がどういう方向を目指していくのか、それがあって、その上でその課題にどう取り組んでいくかであると思います。

私自身、そのことを思うと、戦略的にあまり考えられていないように感じてしまいます。(これについては私自身がその部分を汲み取れていないということもあるとは思いますが)

これからは人口が減り、自治体運営が厳しくなるため、できることも限られてしまいます。そのため、尚更こういう視点が求められると思います。

じゃあ、そのような中でどうしていくべきか、ということについても本の中で言及されています。

それは自治体の区域にとらわれず、最低限のサービスが成り立つまとまりを作っていく。(本の中では、それを王国といっていました。)
また、ただまとまるだけでなく、その中で地域の特徴を活かしたビジネスを作っていく。
そうすることで、人口が減っても成り立つ仕組みを作っていく。
そのために戦略的に考え、取り組む必要がある、ということです。

これについては、そんな簡単にはいかない部分もあると思いますが、現実的なところでもあるかと思います。
これからは人口が減り、基礎自治体として成り立たなくなれば、否が応でも変わっていきます。
その中で、時の流れに流されて対応していては何もできません。

そういう状況をしっかりと見据えて、戦略的に考えていかなければならないと強く思いました。