「希望の糸」を読んで
今日は朝から出張、戻って残業。なかなかしんどいですね。
さて、東野圭吾さんの希望の糸を読みました。
今回は、事件としてはあっけないですが、その背景に視点をおいているように感じました。
特に今回は子どもというのが大きなキーワードだと思います。
死んだと聞いていた父が実は生きていた、受精卵の取り違えで自分とは遺伝的繋がりのない親と子ども、中絶など。
今回出てくる人物には何かしらの子どもに関わりがある人ばかりでした。
話の中で、子どもを切に願う人の気持ちが描かれていましたが、私も結婚してすぐは子どもができず、妻とともに悩んでいた時期がありました。
そのことから、子どもって本当に奇跡だなと強く思いました。
だからできちゃった婚なんかも順番あるだろと以前は思うところもありましたが、子どもができること自体が奇跡ですから、それもありかなと。
また本書では、子どもとの繋がりを希望の糸として表現されています。
たとえ近くにいなくても子どもと繋がっているという思いがあれば、それが生きる希望になると。
本当にそうだと思います。
話は変わりますが、私も今朝、子どもがおじいちゃんに連れられて保育園に行く姿を後ろから眺めていましたが、てくてく歩く姿さえ、感慨深く感じるところがありました。
子どもの成長する姿を糧に親は頑張れるのです。