しがない地方公務員の日常

一地方公務員が日々感じていることや子どもとの日常、本の感想等

ふるさと納税訴訟に際して

今回の判決は良くも悪くも今後の国と地方の関係に一石を投じたのではないでしょうか?

昔は地方は国の指示にしたがって動く機関のような位置付けでしたが、それでは限界があるとして徐々に地方に裁量を持たせるようになりました。


そのため、国の許可から協議に変わるものなどありますが、実質的には国も確認しているためあまり変わらないのではとも思います。


しかし、過去の裁判では、国の指示にしたがって事務を行ったものの、裁量のある地方が行わなかったとして負けた例もあり、最終的には地方に委ねられているわけです。


今回のふるさと納税については、確かに泉佐野市のやり方は道徳的にどうか、法律上問題ないから大丈夫というのは行政としてどうかと思うところです。
しかし、上に書いたように地方に委ねられている以上、ダメならダメと法律なりなんなりで示す必要があるとのことでしょう。