『学校の「当たり前」をやめた』を読んで
さて、今回は『学校の「当たり前」をやめた』を読みました。
ここで書かれている内容は学校だけでなく、ありとあらゆる所で通じることだと感じました。
教員である著者が、学校の当たり前に疑問を持って学校をより良いものにしてきた考えや思いが伝わってきました。
まずそもそも学校とは何のためにあるのか、それは子どもが社会の中でよりよく生きていけるようにするためであると。
これに照らして子どもが社会で生きる力を身に付けられるかどうか。
そのため、宿題って何のためにあるのか、期末テストの意義は、などそれが本当に子どもたちのためになるか考えて廃止されています。
当たり前にやってきたことに対し疑問を持ち、最上位の目的に照らして改善していく、さらに他の教員の方も上手く巻き込んでいくのがすごいと思いました。
市職員である私もそこまでの意識を持ててやれているかといえばそうではなく、これまでの習慣に疑問を持たず、たとえ持ったとしても変えずにきている自分がいます。
この本を読んでいるとそんな自分がとても恥ずかしく感じてしまいました。
また社会で生きる力を身に付けられるようにするため、子どもの問題についても必要以上に関わらないようにされています。
大人が問題に介入し、大人が解決してしまうと子ども自身で問題を解決する力が養われないためです。
子どもにとってどうするのがよいか、本当にその一点を見据えて考えられているなと思いました。
とりあえず一通り読んで思ったことが、
この先生のもとで学生生活を送ってみたかった
です。
仕事や子育てなど色々な面で参考になると思いました。